緑のお薬・・ホールプラント♪

現代の多くの医薬品の”ルーツ”である、ハーブ(薬草)。
そもそも薬草としてのハーブの歴史は、まだ薬というものが存在しない頃、私たちの祖先が動物から教わった知識が基になっています。 わたしたちの祖先が動物と身近に生活をしていた頃、負傷した動物が決まった草を食べている姿や、植物の茂みに寝転び、傷を癒している光景を見て、少しずつ薬草の知識を得てきたと言われています。

医薬品とハーブ(薬草)の違いは、薬草の中の薬効のある単一成分だけを化学的に取り出したお薬に対して、ハーブ療法では薬効成分を含む部位をまるごと使用する点です。 偉大な自然がつくり上げた「緑のお薬」と言われるホールプラントには数百、数千の化学成分が含まれており、それらが相互に影響しあいながら身体そのものをゆっくり癒していきます。 ですから単にひとつの臓器の治療だけではなく、身体全体に影響を与えつつ、病んだ部分を回復させる動物本来持っている治癒力を引き出していくことができます。

 

 

さまざまなハーブの形態♪

ひとくちにハーブ・・と言っても私たちが利用できるハーブにはいろいろな形態があります。 それぞれの形態に特徴があり、使う目的などに応じて適切なハーブを選んでください。
■ドライハーブ  
ハーブそのものを乾燥させたもの。乾燥して保存しておき必要に応じていろいろな形に加工して使用します。(ただし、あまり長期間保存しておくと成分が損なわれていきます。)

■生ハーブ  
収穫したての新鮮なハーブは栄養や薬効成分が豊富に含まれています。生のハーブはうさぎさんも好んで食べてくれるものもあり家庭菜園で育てる楽しみも味わえます。

■フリーズドライ製法  
新鮮な生のハーブから瞬間的に水分だけを抜き取りパウダー状にする技術をフレッシュフリーズ・ドライ製法と呼びます。この特殊技術のおかげで、新鮮な摘みたてのハーブの成分は余すことなくカプセルに閉じ込められ、成分が消失していく心配もなく、長い期間の保存も可能で、必要なときにすぐ使えます。 ハーブのすべての成分を摂るのには一番良い製法です。
たいていの場合カプセルに入ってますので動物に与えるときはカプセルを外して与えます。

■リキッドタイプ(チンキ)  
フリーズドライのハーブほど作用は強くありませんが、用途が広く使いやすいのがチンキ(抽出液)です。抽出液にはアルコール抽出のあとアルコール分を蒸発させてグリセリンに置き換えてあるものや、初めからグリセリンで抽出したものがあります。
うさぎさんにはアルコール分が低いものを選ぶか、グリセリンタイプのものが良いでしょう。いずれも規定量を少量の水で希釈してシリンジ等で直接与えます。
■ペットのためのハーブ・サプリメント(チンキ)
 Animals' Apawthecary(アニマルズアパスキャリーシリーズ)

《その他》
漢方薬のように煎じて使う場合やオリーブオイルなどに漬けておき主に局部的に使用する方法、パップ剤やシップ剤などを作って塗布します。

うさぎさんに使える主なハーブと効能♪

ハーブにはたくさんの素晴らしい力があります。
ハーブの力をうまく借りてうさぎさんの身体のバランスを整えながら病気を予防していきましょう。
以下にいくつかの基礎的なハーブとそれぞれが持っている効能と使い方をご紹介します。
またそれぞれのハーブの簡単な禁忌、注意事項も理解してください。

(※参考資料:「ホリスティックケア・カウンセラー養成講座テキスト」)


症状別に使うハーブ《参考》
アレルギー バードックプラス、ネトル、ユッカ、フラックス
胃の不調 アルファルファ、スリッパリーエルム
栄養補給 アルファルファ、ネトル、パセリ、スリッパリーエルム
ガス排出 カモミール、パセリ、ファンネル、ディル
関節炎 バードックプラス、アルファルファ、ネトル、ユッカ、ダンデライオン
肝臓 ダンデライオン、バードックプラス、リコリス、マリアアザミ、レッドクローバー、イエロードック
気管支炎 スリッパリーエルム、カモミール、マイレン、レッドクローバー
血圧 ホーソン、ガーリック、バレリアン(高血圧)
血尿 カウチグラス・マシュマロウブレンド、ネトル
下痢 マシュマロウプラス、スリッパリーエルム
抗炎症 リコリス、ユッカ、ナツシロギク、ホーソン、マレイン、オート麦
抗菌 エキナシアプラス、エキナシア、ガーリック
抗けいれん カモミール、ナツシロギク、ホーソン、バレリアン
抗酸化 アルファルファ、イチョウ
術後 バードックプラス、ダンデライオン、マリアアザミ、ネトル
循環器 ホーソンプラス、ガーリック、イチョウ
消化不良 カモミール、ナツシロギク
腎臓 ダンデライオン、ホーステイル
体質改善 バードックプラス、アルファルファ、レッドクローバー、イエロードック
鎮静 バレリアン、カモミール、ホップ、レモンバーム、スカルキャップ
泌尿器 カウチグラス・マシュマロウブレンド、アルファルファ、ネトル
皮膚 バードックプラス、カレンデュラ、ダンデライオン、オート麦、レッドクローバー、イエロードック、ユッカ、ラズベリーリーフ
分娩 ネトル、ラズベリー
免疫賦活 エキナシア、ガーリック、リコリス、マシュマロウ
利尿 バードックプラス、カウチグラス、ホーステイル、ネトル、パセリ、レッドクローバー
火傷 アロエ、カレンデュラ(軟膏)

ハーブ

 

●×●うさぎとアレルギー●×●

残念なことですが、うさぎとの生活で「アレルギー」に悩み、大切な家族であるはずのうさぎさんを泣く泣く手放される方も実際にいらっしゃいます。
治療家ではありませんので、その方のアレルギーに対する改善策や治療に関することに深く追求することはできませんが、花粉症を含め様々な(食物や環境etc..)アレルギーは従来の治療では完治が難しい言われています。 一般的である医薬品による治療は本当の意味での「治療」とは言い難く、アレルギーという自然のプロセスを一時的に抑制、阻止するだけで「アレルギー」そのものを長引かせることにしかなりません。
医師はアレルギーに対してはよくステロイドの鼻吸入剤を処方していますが、たとえ効果があってもステロイド・ホルモンは体内に吸収され免疫系をどんどん弱らせていきます。免疫系を衰弱させ、慢性化していってしまうとますます治療は困難となっていくでしょう。
もし、今もアレルギーによって悩んでいらっしゃる方がおりましたら・・
取り組んでいただきたいのは”ライフスタイルと思考パターンの改善”による治療法です。
体質を改善する食生活とともに、メディカルハーブを利用する方法の中で、最良なのが「イラクサ(ネトル)」のフレッシュフリーズドライカプセル(FFD・・すべての成分が損なわれない製法)ですので、一度試してみてはいかがでしょうか?

※ハーブ製品については世界でも優れた品質と評価を得ている
「エクレクティック研究所」のハーブサプリメントをお勧めします。

 

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