アルファルファ/Alfalfa
主な薬効 栄養補給作用、抗炎症作用
利用法 リウマチ性関節炎や痛風、糖尿病、食欲増進に。衰弱したときの体重増加にも効果的。使用部位は乾燥した葉、茎、つぼみ。 生のアルファルファはNGです。
注意 サポニンが含まれているので、うさぎに対して大量に与えると逆に胃腸障害を起こすことがあるので量は少なめ(ドライハーブなら一日一つまみ程度)にしてください。 多くのラビットフードの原料になっていますが、ドライフードになると、その製法によって多くの成分は損なわれていると考えられます。

イチョウ/Ginkgo
主な薬効 血管拡張作用、抗凝結作用、抗酸化作用、強壮作用
利用法 脳や耳、手足などの毛細血管の血液の流れをよくし、血管に柔軟性や弾力性をもたせ、血管を丈夫に。全身の血管強壮剤として、また弱った肝臓機能の強壮剤として。
注意 一般に安全ですが血中で血小板凝固を抑制する作用がありますので血液を薄める医薬品を使用中や血液凝固疾患には使いません。また出血がひどいときにも使ってはいけません。

エキナシア/Echinacea
主な薬効 免疫促進作用、抗ウイルス作用、抗菌作用、体質改善
利用法 病気に対する抵抗力をつけます。感染症の初期症状の緩和や風邪の予防に用いるハーブとして有名です。病気に対する抵抗力をつけ、また食菌作用で病原菌が体内に侵入しないようにガードしてくれます。体内の老廃物排泄作用、免疫力強化作用。抗生物質の変わりになるハーブです。使用部位は根、葉、茎、花。(根は3年物を使う)
注意 免疫機能刺激作用があります。ネコ免疫不全ウイルスなど、ある種の自己免疫疾患には使えないといわれています。

オート麦/Ort
主な薬効 神経機能の改善、栄養補給、抗炎症作用
利用法 高齢のうさぎさんや衰弱している子に最高の神経系強壮剤です。気持の高ぶりや落ち込みを調整し精神・神経系統を正常にします。また癲癇や不安感による震え、麻痺や痙攣などの症状に効果的です。鎮静剤や麻酔薬の投与後の身体に栄養を与え神経機能強化に適切な強壮ハーブ。使用部位はオートストロー(花頭)
注意 過剰投与による興奮、嘔吐。

オオバコ/Plantain
主な薬効 体内粘膜の潤滑、鎮静、保護作用、皮膚軟化作用、収れん作用、抗炎症作用、止血作用
利用法 泌尿器や消化器、呼吸器の疾患に効果があり体内や皮膚の炎症を緩和します。下痢や腸の炎症に、また消化できないものを食べてしまったときに使えます。すべての部位が使用できます。
注意 野生でもよくみかけますが、野生のものは汚染されていないことを確かめてから使用してください。

オリーブ/Olive
主な薬効 抗菌、抗真菌作用、抗ウイルス作用、免疫強化、血圧調整、利尿、穏下作用
利用法 葉には抗菌、殺菌、抗ウイルス作用があり、抗生物質の代わりになります。また心臓の血流を良くし血圧を調整します。疲れやすい高齢の子や肝臓疾患の子に活力を与え、疲れている時のエネルギー補給にも。使用部位は葉、果実。
注意 ---

カウチグラス/Couch Grass
主な薬効 抗菌、収れん作用、抗炎症作用。穏やかな利尿作用
利用法 尿管の優れた強壮剤や殺菌剤です。腎臓結石や尿路結石にも使います。ナトリウムを排出し、尿量を増やし腎臓を通して体内の老廃物を排泄する利尿剤としての作用。
注意 毒性はありませんが、過度の使用によって嘔吐、下痢を起こすことがあります。

カモミール/German Chamomile
主な薬効 抗けいれん作用、抗炎症作用、鎮痛作用、消化促進(健胃)作用、傷の修復、駆虫作用など
利用法 穏やかな鎮痛作用や抗けいれん作用、消化強壮作用があり、消化不良、ガスの滞留、吐き気に効果があります。胆汁の分泌を促進し消化を助け炎症を軽減。
腸の炎症性疾患、慢性、急性胃の疾患、心臓、膀胱、子宮に効果的です。使用部位は花。簡単に栽培できます。
注意 妊娠初期には使用しない。

シベリア人参/Siberian Ginseng
主な薬効 抗ストレス作用、血液循環を刺激する作用、血管拡張作用
利用法 疲労衰弱時のストレス過多やうつに対処できるからだにします。
注意 安全ですが、高血圧症の動物には使用できません。

カレンデュラ/Calendula
主な薬効 抗炎症作用、収れん作用、抗菌作用、外傷、白内障
利用法 皮膚炎、外傷、火傷に軟膏として使用。結膜炎等にはティーを冷ましてつくる洗眼液を用います。
傷ついた細胞の再生、菌や真菌の侵入を防ぎます。薬効成分のひとつであるルテインが白内障の予防する効果があります。
ステロイドの代わりになるハーブ。内服にはハーブチンキが良いでしょう。使用部位は花。
注意 妊娠初期には服用しないこと。

◆スピルリナ/Spirulina◆
主な薬効 栄養補給、血液浄化作用、強壮作用
利用法

優れた栄養補給サプリメントとしてビタミンB複合体、ベータカロチン、タンパク質、そのほか多種のミネラルが消化しやすい形で豊富に入っています。
使用部位は地上部。

注意 栄養成分が凝縮されているので多用すると下痢や消化不良の原因になります。

ダンデライオン/Dandelion
主な薬効 利尿作用、肝臓強壮、抗炎症作用、緩下作用、強壮作用
利用法 葉には強力な利尿作用、根には穏やかな肝臓強壮作用があります。花には高濃度のレシチンが含まれています。
注意 どこにでも見かける野草ですが汚染されていないフレッシュなものを使ってください。

ネトル/Nettles
主な薬効 栄養補給、抗ヒスタミン作用、収れん作用、強壮作用、血液浄化
利用法 豊富なビタミンやミネラルを含み栄養豊富なハーブです。
注意 ----

バードック/Burbock
主な薬効 血液浄化作用、肝臓と腎臓の刺激作用、利尿作用、栄養補給。
利用法 慢性、急性の乾癬(かんせん)や湿疹の治療や関節炎やリウマチ、腎臓や膀胱疾患、毒・老廃物の排泄作用。肝臓の強壮剤、肝機能障害にも腎機能障害にも使用できる穏やかなハーブです。栄養不足で衰弱している子におすすめです。
注意 ----

パセリ/Parsley
主な薬効 駆風作用(腸内に溜まったガスを排出させる)、血圧降下作用、栄養補給、関節炎の炎症緩和、殺虫作用、抗菌作用
利用法

葉は殺菌作用があり泌尿器の感染に有効で利尿作用もあります。強壮作用や駆風作用は消化器系に効果があり鼓腸性消化不良や疝痛に使用します。
家庭菜園にあると便利です・・ぜひ栽培しましょう。

注意 子宮刺激作用があるので妊娠中は使用しないこと。腎臓の炎症があるときは使用不可。

ビルベリー/Bilberry
主な薬効 抗けいれん作用、収れん作用、抗菌作用、血糖降下作用
利用法 血糖濃度を正常にします。視力障害、禁止、網膜症、緑内障、白内障など眼の疾患に使用。白内障に効果のあるルテインが豊富でビタミンEと併用すると効果的です。使用部位は実、葉。栽培し、フレッシュな果実を与えるのがよいでしょう。
注意 ---

フェンネル/Fennel
主な薬効 腸内のガスの排出促進、胃痙攣の鎮静、母乳分泌促進作用、消化促進
利用法 消化器官に作用。鼓腸や疝痛に効果のあるハーブ。ガスやけいれんを穏やかに鎮めます。消化不良のときの栄養補助。食欲増進など。
使用部位は種子、葉、根。家庭菜園でも簡単に栽培できます。
注意 一般的には安全ですが妊娠時には注意が必要です。

◆ペパーミント/Peppermint◆
主な薬効 吐き気緩和作用、駆風作用、神経伝達の調整、抗菌作用、胆汁分泌促進作用、胃の刺激作用
利用法 消化器系疾患、膨満感、吐き気、乗り物酔いなどに効果があります。腸内のガスの排出。うさぎも好んで食べるので栽培するのが良いでしょう。
注意 ---

◆ホーソン/Howthorn◆
主な薬効 循環器系組織と機能の強化作用、血圧降下作用、血管拡張作用、栄養補給、抗酸化作用
利用法 安全で効果的な心臓や血管の天然強壮薬です。含有成分フラボノイドは心筋をストレスから守ります。高齢の動物やうっ血性心不全や手術後の機能障害にも使います。長期の化学療法を受けて心臓が弱っているときなどにもお勧めします。腎機能を強化するハーブと組み合わせると腎不全の初期段階の治療にも効果があります。使用部位は実、花、葉芽。
注意 ---

◆マシュマロウ/Marshmallow◆
主な薬効 体内外の組織の潤滑・保護作用、抗菌作用、血糖降下作用、免疫賦活作用、利尿作用、傷の治療
利用法 皮膚や内部粘膜の炎症の治療に効果を発揮し、特に尿路結石が原因で起きる泌尿器の炎症や食べ物によって悪化する消化器系の潰瘍や炎症に効果があります。使用部位は根。
注意 安全性に問題はありませんが、血糖値をさげるので低血糖症には注意が必要。

◆ラズベリー/Raspberry◆
主な薬効 収れん作用、子宮強化作用、栄養補給、利尿作用
利用法

女性生殖器、目、皮膚に作用・・ビタミンCが豊富で栄養価の高いハーブです。妊娠前や妊娠中、産後の強壮剤です。結膜炎には洗浄液をつくって目を洗ってやります。使用部位は乾燥した葉(ドライラズベリーリーフ)、果実

注意 妊娠初期の使用は控えます。

◆レッドクローバー/Red Clover◆
主な薬効 血液浄化作用、利尿作用、抗けいれん作用、抗潰瘍作用、エストロゲン様作用など
利用法 血液浄化作用があり体質改善や抗ガン剤として使用されています。
注意 正しい使い方をすれば安全なハーブですが、血液をサラサラにする成分(クマリン)が含まれているので出血があるときなどは使用しません。妊娠中や授乳中の使用は禁忌です。大量摂取は害になります。